綺麗な色のスタインウェイ

CBCテレビで放送された【そこが知りたい特捜!板東リサーチ】ご覧になって

頂けましたか?

工房にも板東英二さんに来て頂いて撮影したのですが全部カットされてて

ちょっとショックでした( ノД`)

それでも工房でピアノを修理している様子が映ったのでOKとしましょう!

 

さて、その放送でチラっと映ったピアノが下の写真のピアノです。

テレビでは弦を張っていたんですがとうとう完成しショップに展示されています。

先日響板塗装しているところをこのブログにアップしたのですが覚えてくれていた

でしょうか?(⌒-⌒; )

左上の写真は鍵盤を象牙鍵盤に貼り替えをし加工している様子ですがわかりますか?

指で指しているところが加工済みと加工前のところです。

前鍵盤貼りつけし加工・研磨と鍵盤だけでもやることはてんこ盛りなんです。

鍵盤が出来上がればそこから整調作業に入り、各パーツの動きのチェック・調整と

進んで行き、前調整が終わると重量調整に入ります。

 

その重量調整が右上の写真。

指差ししてるところが古くて不必要な鉛を抜き埋め木したところです。

この作業を行わず鉛をあっちに貼ったりこっちに貼ったりしてある場合がありますが

ピアノが可哀想でなりません。しっかり調整してあげましょうね!

 

調整と重量調整が終わると組み立てです。
今回はかなり塗装があったのでギリギリまで塗装面を乾燥させるため最後に磨きあげました。

その磨いてる様子が左上になるのですが、どうですか?ピカピカに仕上がりました。

 

磨きが完成するといよいよ組み立てて完成。

やっぱり分解された状態で音を聞いていた場合と、組み立ててピアノ本来の姿に

なって音を鳴らす場合とでは聞こえ方が違って感じますね。

綺麗になったピアノからいい音がなっているように感じるということは、視覚でも音を

無意識のうちに聞いているんでしょうね。

 

プチオーバーホールとなった今回のスタインウェイ。

是非、綺麗になった外装を眺めた後弾いて見てください。   (*゚▽゚)ノ  S